FRP(ガラス繊維強化プラスチックス)の立体造形看板を
ハンドレイアップ法で製作する基本的な工程をご説明します。
お客様のご要望に合わせた形状、サイズ、ディテール、着色塗装で目立つ立体造形看板ができます。
今回は、「点火プラグ」の巨大な立体造形看板として製作します。
1.原型を製作
発泡スチロールを削り出して原型を造ります。
表面に発泡スチロールの模様が出ないように下地処理材を使いながら丁寧に成形します。
とくに金属製品の造形は表面仕上げが大切です。
(写真は、パーツに分けた発泡スチロール原型)
2.1回目の成形型(凹型・メス型)を製作 → 2回目の原型を製作
発泡スチロール原型から石膏で成形型(凹型・メス型)を取ります。
内部にガラス繊維とポリエステル樹脂を積層して、左右を合わせてFRP成形で立体造形物を造ります。
今回はこの立体造形物を2回目の原型として使います。
(写真は、1回目の石膏の成形型)
3.2回目の原型 → 2回目の成形型(凹型・メス型)を製作
2回目の原型からシリコンで2回目の成形型を取ります。
この繰り返し作業により金属製品独特の精度ある立体造形物が造られます。
(写真は、2回目のFRP原型を製作中。外側は石膏、内側はFRP)
※通常工程は原型→成形型→FRP製品成形を各1回ずつ行います。
4.FRP製品の完成
シリコン製の2回目の成形型からパーツごとにFRP製品を成形します。
内部補強・金属製パイプ・FRP製立体造形物を組み立てて、下地塗り+仕上げ着色塗装を行います。。
巨大な「点火プラグ」の立体造形物の出来上がりです。
(写真は、FRP製品の完成品)
5.設置作業(溶接作業)
現場へ輸送し、設置作業に入ります。
クレーンで吊り上げて、立体造形物から出ている金属製パイプを設置場所にしっかり固定します。
(写真は、金属製パイプを溶接作業中)
6.設置作業(演出装置)
FRP立体造形物の内部は空洞です。
内部に電気配線して照明器具を据え付けます。
形が見え難い夜間も照明の工夫で様々な効果が期待できます。
(写真は、点検口から内部に配線中)
7.完成
「点火プラグ」の巨大なFRP製 立体造形看板の完成です。
立体造形看板は遠くからでもお客様の目を惹きつけます。
一目瞭然でお店の商品が分かります。
(写真は、設置完了)
※上記は、一例です。
ご要望の立体造形物によって材料や工程が変わります。
FRPの説明、作業工程を写真でご紹介します。
FRPとは?・・・FRPの特徴・用途について
FRP製品ができるまで(ハンドレイアップ法)
FRP擬木ができるまで(作業工程)
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